駄目出しにイライラ

レベルは私の方がかなり低いですが、自分のことを書かれているような感じがしたのでトラックバック

まず「駄目出しされるの嫌い」というのはそうですねえ。負けず嫌いというか。

議論になったときに間違いを正されると、その議題を通り越して自分の人格を否定されたように感じてしまう、というのは日本人に特によくあることだそうです。欧米人はその場では激しく議論しても、終わると後を引かずに議論した相手と笑って話しているとか。英語には「反省」という言葉はない、というのも聞いたことがあります。辞書で「反省」と引くといろいろ出てくるわけで、「言葉がない」というのは言い過ぎかもしれませんが、何か失敗や間違いをしたときにその間違いを見直したりすることはあっても、日本人が「反省」という言葉から感じるような、悔い改めるみたいな感覚は薄いのかなあ、などと思います。多分に儒教的なものが影響しているような気がします。

もう一つ。「運と勘とはったりで勝負」というやつ。

miraiminatoさんの書いている意味とはかなり違うと思うのですが、技術職である限り全ては理論とデータから結論を出さないといけないのでしょうが、どうも面倒臭がりというか、ものぐさというのか詰めが甘かったり、データが足りなかったりということを感じることがよくあります。まあ口は上手い方なので、それほどつっこんでくる気のない人ならそれでも丸め込めたりなんてこともあるのですが、きちんと中身がわかっていてしっかり理論を持っている人だともうだめです。上で書いた「駄目出し」が降ってきます。

ただ私も昔に比べるとだいぶ「駄目出し」に強くなったり、はったりを出さずに仕事をできるようになった気がします。意見やお叱りを素直に聞いて、かーっとならずに「なるほど」と思えるようになってきたり、わからないことを素直にわからないと言って後輩からでも教えてもらったり、人の目線でみてデータできちんと理論武装したり。まあ、15年もこんなことばっかりやってれば当然ですかね。